国民年金025 付加年金と国民年金基金

 付加年金と国民年金基金。どちらも任意加入で、国民年金第1号被保険者老齢基礎年金上乗せをするための公的な年金制度です。
 しかし、両者の同時加入は認められていません
 加入するならどちらか。それぞれに特長があります。比較してみましょう。

(1)加入できる方
 両者とも、国民年金第1号被保険者と、ほとんどの任意加入被保険者です。現時点では、加入できる方の範囲は、ほとんど共通します。

(2)保険料・掛金
 ①付加年金 付加保険料が月額400円
 ②国民年金基金 
  1口めは終身年金に加入しないといけないので、終身年金の月額掛金と比較します。
  加入時の年齢(高齢ほど高額)、性別(女性が高額)、給付の型(A型が高額) によります。
  一番低額なのは、20歳0月の男性。A型7,110円。B型6,320円。
  一番高額なのは、60歳以降の女性。A型23,750円。B型23,150円。
  もちろん、2口め以降も加入すれば、その保険料も加算されます。
 ※両者とも、社会保険料控除の対象です。払い戻しは不可です。
 付加年金(付加保険料)の方が、負担が軽いですね。

(3)年金額
 ①付加年金 200円×付加保険料の納付月数(年額)
  老齢基礎年金に上乗せ。2年間以上受給すればモトが取れます。
 ②国民年金基金
  ・35歳0月までに加入
   1口めは2万円 (平成21年3月までに加入なら3万円)
   2口め以降は1万円。
  ・35歳1月~45歳0月までに加入
   1口めは1.5万円 (平成21年3月までに加入なら2万円)
   2口め以降は5千円。
  ・45歳1月~50歳0月までに加入
   1口めは1万円 。
   2口め以降は5千円。
  ・50歳1月以降は、加入期間による。
 ※両者とも、公的年金等控除の対象です。
 国民年金基金の終身年金の額は、付加年金よりも高くするという規定があります。

(4)一時金の額
 両者とも、加入者が死亡して遺族に死亡一時金が支給されるときに上乗せされます。
 ①付加年金 付加保険料を3年以上納付したとき、8,500円加算。
 ②国民年金基金 加入時・死亡時の年齢、掛金納付期間によります。
  付加年金よりも高額にする規定があります。
 ※両者とも、非課税です。

(5)脱退
 ①付加年金(付加保険料) できます。
 ②国民年金基金 できません。
  掛金を払えないときは、口数を減らすか、一時中断の手続きをします。
  年金額は、未納期間に応じて減額。
  一時中断中は、付加年金への加入はできません。

(6)個人型確定拠出年金(iDeCoイデコ)との関係
 両者とも、iDeCoとの同時加入ができます。
 ただし、掛金の合計額は、上限 (月額68,000円) があるので、
 付加保険料や国民年金基金の掛金の分、iDeCoの掛金は制限されます。

(7)まとめ
 付加年金はシンプルな設計です。負担が軽く、他の個人年金に同時加入もしやすいです。脱退も自由です。脱退して国民年金基金に加入もできます(その後の再加入はできませんが)。
 国民年金基金は、加入時の年齢、給付の型などによりますが、負担は大きい分、給付は付加年金よりも厚いといえます。任意脱退はできないのが大きな特徴です。

今回はここまでにします。
第1号被保険者で年金を上乗せしたい方は、時間があるときに再読してください。
次回は、老齢年金生活者支援給付金です。

今回は長文でした。
お読みいただきありがとうございました。
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました