国民年金015 合算対象期間(カラ期間)①

合算対象期間について
 老齢基礎年金、老齢厚生年金を受けるためには、受給資格期間10年(120か月)]が必要です。
 基本的には①保険料納付済期間 + ②保険料免除期間合計が10年以上あれば、受給資格期間を満たします。くわしくは、国民年金014 を参照してください。
 そして、合計が10年未満だった場合は、③合算対象期間というものがないか、確認することになります。
 合算対象期間を簡潔に述べると、現在の国民年金の制度(「国内に住所がある20歳~60歳未満が被保険者として強制加入」)からもれた、一定範囲の期間のことです。たとえば、旧制度(昭和61年3月まで)は、加入は任意であり、保険料納付に強制力がなかったため、加入していなかった期間や、加入していたものの保険料を納付していなかった期間などを、受給資格期間の計算に含めて、無年金になるのをなるべく防ごうというものです。
 合算対象期間は、受給資格期間には反映されますが、年金の支給額には反映されません。このような点から、「カラ期間」とも呼ばれます。

➋主な合算対象期間
(1)昭和61年4月以降の期間(現行制度下の期間)
 ①国民年金第2号被保険者(厚生年金保険の被保険者期間)のうち、20歳未満の期間、および60歳以上の期間
 ②20歳~60歳未満で、日本国籍を有するが、国内に住所を有しない方(「在外邦人」。強制加入の対象外)で、国民年金に任意加入しなかった期間、および任意加入するが未納だった期間。
 ③20歳~60歳未満で、平成3年(1991年)3月まで学生だった期間で、国民年金に任意加入しなかった期間、および任意加入するが未納だった期間。
 ④20歳~60歳未満で、国内に居住する、厚生年金などの被用者年金の老齢給付の受給権者(主に船員、坑内員だった方)で、国民年金に任意加入しなかった期間、および任意加入するが未納だった期間。

今回はここまでにします。
次回は、合算対象期間の続き。昭和61年3月以前(旧制度下)の期間です。多岐にわたります。
このブログは、年金をなるべく分かりやすくお伝えするものですので、主なものにとどめさせていただきます。

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