国民年金008 保険料の追納

今回は、保険料の追納についてです。

(1)追納について
 保険料の免除期間学生等納付特例期間保険料納付猶予期間があると、
その分は、年金額に反映され、支給額が減額されます。
 そこで、各期間について、直近10年以内の期間について、保険料を後から納付(「追納」)することができます。
 追納をすれば、その期間は、保険料納付済期間となります。

 注意すべき点は、
老齢基礎年金の受給権者になってしまうと、追納できません
 (年金額(の計算式)が確定してしまうため)
一部免除(3/4,半額,1/2免除)は、免除分を納付することが追納です。
 本来納付すべき割合分が、納付されていることが前提です。
 例えば、3/4免除については、3/4相当分を納付することが、追納です。
 本来の1/4相当分が納付されているのが前提です。
 (1/4相当分が納付されていなければ、免除期間ではなく、未納期間です)

(2)追納の方法
 追納は、厚生労働大臣の承認を得て、承認の前月から10年間の免除期間まで、さかのぼって納付できます。
 その際、
古い月の分から追納します。10年経過してしまうと、追納できなくなるからです。
②免除期間と、学生等納付特例期間や保険料納付猶予期間が両方あるときは、後者(学生等納付特例期間や保険料納付猶予期間)を先に納付します。老齢基礎年金の年金額に反映されないからです。
 ただし、10年が経過しそうな免除期間があるときは、優先して納付することを選択できます。

(3)追納する保険料額
 原則、免除された当時の保険料額です。
 ただし、免除を受けた年度の4月1日から3年経過日以後に追納する場合は、一定の加算率がかけられてます・
(つまり、令和5年度だと、
・令和3年度と令和4年度の分は、免除当時の保険料額。
・令和2年度以前の分は、加算率がかかられ、増額されます)
令和5年度の、令和2年度分についての追加加算率は、0.2%です。
(詳細は細かいので割愛します)

(4)免除等と未納のちがい
 申請や届出をせずに、保険料を納付しない状態が、未納です。
未納だと、時効(2年)により、2年1月分(納付期日が翌月末日であるから)までしかさかのぼって納付できません。
(免除等でしたら、承認から10年前までさかのぼれます)
未納だと、その期間は、年金額に全く反映されません
(申請免除でしたら、一定割合(7/8~1/2)が、年金額に反映されます)

納付が難しいときは、放置せずに、免除等を申請しましょう。

今回はここまでにします。
次回は、産前産後期間の免除です。
 


 

コメント

タイトルとURLをコピーしました