国民年金002 任意加入被保険者

(1)はじめに
前回の国民年金001で、強制加入被保険者について書きました。
(※最後にリンクを貼っておきます)
国民年金第2号・第3号被保険者以外で、20歳から60歳未満で、国内に居住する者を、
国民年金第1号被保険者としていましたね。

その国民年金第1号被保険者にも含まれない者で、
次の①②③④のいずれかに該当する方は、
第1号被保険者と同じく市町村に申し出て、保険料を払うことができます。
(「任意加入被保険者」)

(2)要件
①日本国内に住所を有する、20歳から60歳未満の方で、厚生年金保険法に基づく老齢給付を受けることができる方。具体的には、旧制度下で坑内員や船員だった一定の方など。

②日本国内に住所を有する、60歳から65歳未満の方。

③日本国籍を有するが、日本国内に住所を有しない(「在外邦人」といいます)、20歳から65歳未満の方。

昭和40年(1965年)4月1日以前の生まれで、老齢基礎年金の受給権のない65歳から70歳未満の方(「特例任意加入被保険者」といいます)

①は、老齢基礎年金を増やすためのもので、
保険料納付済期間等が480月(40年)になった日に資格を喪失します。

②③は、老齢基礎年金を増やすため、または受給権の要件である受給資格期間(10年。後日書きます)を補充するためのもので、
保険料納付済期間等480月(40年)になった日に資格を喪失します。

④は、現行制度が始まった昭和61年4月1日にすでに20歳になっている事情もあり、65歳になっても受給資格期間(10年)に不足して、老齢基礎年金の受給権がない方を救済する措置です。
 ①②③と違い、老齢基礎年金の受給権者になった翌日に資格を喪失します。

(3)第1号被保険者との相違点
 任意加入被保険者は、国民年金に保険料を納付する点は第1号被保険者と同じですが、以下のような相違点があります。
 それぞれの制度についての詳細は、後日書きます。
①保険料の免除 第1号被保険者には認められますが、①②③④には認められていません。

国民年金基金への加入 第1号被保険者の老齢基礎年金の上乗せの手段ですが、②③のみ認められ、①④には認められていません。
(※国民年金基金については、最後にリンクを貼っておきます)

付加保険料の納付 第1号被保険者の老齢基礎年金の上乗せの手段ですが、①②③のみ認められ、④には認められていません。
(※付加保険料については、最後にリンクを貼っておきます)

寡婦年金 保険料納付要件などを満たす夫が老齢基礎年金や障害基礎年金を受給せずに死亡したときに、要件を満たす65歳未満の妻が受け取れるものです。①②③の方の保険料納付は算入されますが、④の方の保険料納付は算入されません。

死亡一時金 遺族が遺族基礎年金を受け取れないとき、要件を満たせば代わりに受けることができるものです。亡くなった方の保険料納付要件がありますが、①②③④すべての保険料納付は算入されます。ここは、第1号被保険者と同じです。

今日はここまでにしましょう。

次回は、年齢到達と誕生日の関係について、お伝えしたいと思います。 

お読みいただきありがとうございました。

※前回の記事 国民年金001
※国民年金基金 国民年金023
※付加保険料 国民年金005

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