厚生年金055 老齢厚生年金から受給権が発生する方の請求手続き

(1)はじめに
 60歳台前半の老齢厚生年金の受給権がなく、65歳からの(本来の)老齢厚生年金から受給権が発生する方の請求手続きについて書いていきます。
(昭和36年4/2以降の生まれの方、第1号厚生厚生年金の被保険者期間がある女子は昭和41年4/2以降生まれの方が対象です)

(2)老齢厚生年金から受給権が発生する方の請求手続き
①まず前提として、60歳に到達する3か月前に「老齢年金のご案内」というハガキが送付されます。
 年金加入期間を確認し、60歳以降の任意加入制度を案内するものです。
②そして、65歳到達の3か月前に、その方の年金加入記録が印字された
「年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)」(事前送付用)
 が送付されます(以下「年金請求書」)。
 ただし、
 ⓐ受給資格期間(10年(120月))を満たさない方
 (合算対象期間(カラ期間)を合算すれば受給資格期間(10年(120月))を満たす方を含む)
 ⓑ送達不能の方(住所変更など)
 ⓒ「年金請求書」を紛失した方 等は、
 年金事務所に備付けの年金請求書(様式第101号)を使用して手続きします。

③「年金請求書」に添付する書類は以下の通りです。
 ⓐ・年金手帳
  ・基礎年金番号通知書
  ・個人番号が分かるもの(マイナンバーカード、個人番号通知書等)

  のいずれか
 ⓑ雇用保険被保険者証の写し(状況による)
 ⓒ配偶者年金手帳または基礎年金番号通知書
 ⓓ戸籍謄本(加給年金や振替加算の対象者)
 ⓔ住民票の写し
  (加給年金や振替加算の対象者は世帯全員のもの)
 ⓕ年金振込を希望する預貯金通帳等(または写し)
  (金融機関の証明がある場合や公金受取口座を使う場合は不要)
 ⓖ本人所得証明書(振替加算の対象者)
 ⓗ配偶者所得証明書(加給年金の対象者)
 ⓘ合算対象期間を証明する書類(対象者)
 ただし、個人番号(マイナンバー)の提供により、ⓔⓖⓗの添付は省略できることがあります。
 (年金事務所に確認するといいでしょう)

繰上げ支給の請求をするとき
 60歳到達時~65歳に達する前まで、繰上げ支給の請求ができます。
 老齢基礎年金と同時に請求しないといけません。
 「老齢厚生年金・老齢基礎年金繰上げ請求書」を、
 「年金請求書」等に添付して請求します。
⑤繰り下げ支給の申出
 65歳から支給される老齢厚生年金・老齢基礎年金の繰下げ支給を申出る際は、
 「年金請求書」に添付して、
 「老齢基礎年金・老齢厚生年金裁定請求書/支給繰下げ請求書」
 (以下「繰下げ請求書」)を提出します。
 老齢基礎年金・老齢厚生年金それぞれについて、
 ・「現時点で繰り下げて受け取る
 ・「65歳にさかのぼって受け取る」(本来受給)
 ・「今回は請求しない
 のいずれかを選択して提出します。

今回はここまでにします。

次回は、老齢厚生年金の受給中の手続きについてです。

お読みいただきありがとうございました。
 
 

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