厚生年金049 個人型確定拠出年金(iDeCo)③拠出限度額

(1)はじめに 
 個人型確定拠出年金(iDeCo)の続きです
 個人型確定拠出年金とは、個人が掛金を拠出して、運用方法を決定し、その運用の結果により給付額が変動する年金制度です。国民年金基金と並ぶ、任意加入の個人年金制度です。iDeCo(イデコ)とも呼ばれます。以下、iDeCo と書きます。
 概要については、前回の記事を参照してください。
 (※最後にリンクを貼っておきます)

(2)iDeCoの掛金の拠出限度額について
 国民年金の被保険者種別によって、掛金の拠出限度額が異なります。
国民年金第1号被保険者・任意加入被保険者
 月額68,000円まで。

 ただし、
 ⓐiDeCo
 ⓑ国民年金基金の掛金
 ⓒ付加年金の保険料(400円) の合計額が68,000円
ということです。
 ⓑⓒの分だけ、ⓐiDeCoの拠出限度額は減ります。

国民年金第2号被保険者(厚生年金保険の被保険者)
 ⓐ企業年金は企業型確定拠出年金のみに加入の方
  月額20,000円まで。
  ただしこの場合、
  企業型確定拠出年金の拠出限度額は55,000円なので、
  iDeCoとの合計額が55,000円を超えることはできません。
  よって、企業側が35,000円(55,000-20,000円)を超える拠出をしているときは、
  iDeCoの拠出限度額はその分減ることになります。

  例えば、企業側が企業型確定拠出年金の掛金拠出額が、
  ・10,000円…iDeCoは20,000円まで。
  ・20,000円…iDeCoは20,000円まで。
  ・30,000円…iDeCoは20,000円まで。
  ・35,000円…iDeCoは20,000円まで。
  ・40,000円…iDeCoは15,000円(55,000-40,000円)まで。
  ・50,000円…iDeCoは5,000円(55,000-40,000円)まで。
  ・55,000円…iDeCoは不可。
 ⓑ企業年金は、企業型確定拠出年金+確定給付企業年金(DB)等の両方に加入の方
  月額12,000円まで
  ただしこの場合、
  企業型確定拠出年金の拠出限度額は27,500円なので、
  iDeCoとの合計額が27,500円を超えることはできません。
  よって、企業側が15,500円(27,500-12,000円)を超える拠出をしているときは、
  iDeCoの拠出限度額はその分減ることになります。

  例えば、企業側が企業型確定拠出年金の掛金拠出額が、
  ・10,000円…iDeCoは12,000円まで。
  ・15,500円…iDeCoは12,000円まで。
  ・20,000円…iDeCoは7,500円(27,500-20,000円)まで。
  ・25,000円…iDeCoは2,500円(27,500-25,000円)まで。
  ・27,500円…iDeCoは不可。
 ⓒ企業年金は、確定給付企業年金(DB)等のみに加入の方。
  (企業型確定拠出年金には加入していない)
  月額12,000円まで。

 ⓓ企業型確定拠出年金、確定給付企業年金(DB)等のいずれにも加入していない方
  月額23,000円まで。

 ※「確定給付企業年金(DB)等」とは、他に、
  ・厚生年金基金
  ・私学教職員共済制度
  ・石炭鉱業年金基金があります。
 ※企業型確定拠出年金の拠出限度額については、最後にリンクを貼っておきます

国民年金第3号被保険者(厚生年金保険の被保険者の被扶養配偶者)
 月額23,000円まで。

今回はここまでにします。

次回は、確定給付企業年金(DB)、確定拠出年金(DC)のポータビリティ機能についてです。

お読みいただきありがとうございました。

※iDeCoのあらまし 厚生年金047
※iDeCoの制度の内容 厚生年金048
※企業型確定拠出年金の拠出限度額 厚生年金046

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