厚生年金025 老齢厚生年金②経過的加算

(1)復習
 老齢厚生年金は、65歳から支給されます。
 内訳は、以下の通りでした。
①報酬比例部分+②加給年金額+③経過的加算

①報酬比例部分は、受け取った報酬や賞与をもとに算出される、老齢厚生年金の本体ともいえる部分です。

報酬比例部分の年金額=
=Ⓐ平成15年(2003年)3月までの厚生年金保険の被保険者期間の年金額
+Ⓑ平成15年(2003年)4月以降の厚生年金保険の被保険者期間の年金額

Ⓐ平成15年(2003年)3月までの厚生年金保険の被保険者期間の年金額
=平均標準報酬月額
 × 9.5~7.125/1000(給付乗率)
 × 平成15年3月までの被保険者期間の月数

平成15年(2003年)4月以降の厚生年金保険の被保険者期間の年金額
=平均標準報酬額
 × 7.308~5.481/1000(給付乗率)
 × 平成15年4月以降の被保険者期間の月数

加給年金額は、厚生年金保険の被保険者期間が20年(240月)以上の受給権者で、
生計を維持している、65歳未満の配偶者18歳到達年度までの子や一定の障害状態がいるときに支給されます。
配偶者228,700円+特別加算額(昭和18年4/2~生まれは168800円)
子(2人めまで):1人 228,700円
子(3人め以降):1人 76,200円

今回は、③経過的加算です。

(2)経過的加算
 かつて乗せた図を再び載せます。

 60歳台前半の老齢厚生年金の定額部分は、65歳になると、老齢基礎年金に移行します。
 しかし、老齢基礎年金は、計算上、定額部分よりも少なくなってしまいます。そこで、65歳になったときに減少する年金額を埋め合わせるため、しばらくの間、差額として経過的加算が支給されます。

計算式は、①-②
1,657円(67歳の年度まで) または 1,652円(68歳以降の年度)
 ×乗率(※)
 ×厚生年金保険の被保険者期間の月数

から、
795,000円(67歳の年度まで) または 792,600円(68歳以降の年度)
×20歳~60歳前の厚生年金保険の被保険者期間の月数
÷加入可能年数の月数(※)

引いたものです。

乗率・加入可能月数は、最後に表を載せておきます。
 昭和21年4/2~生まれの方は、乗率は「1」、加入可能月数は480月(40年)です。

今回はここまでにします。

次回は、繰上げ支給についてです。

お読みいただきありがとうございました。




コメント

タイトルとURLをコピーしました