厚生年金023 60歳台前半の老齢厚生年金⑥加給年金額

 60歳台前半の老齢厚生年金は、
定額部分+報酬比例部分 (+加給年金額)でした。

今回は、加給年金額です。

(1)加給年金額の支給要件
厚生年金保険の被保険者期間20年(240月)以上あること
 ※中高齢者の特例の適用があります。
  最後にリンクを貼っておきます。
 ※異なる種別の被保険者期間(第1号~第4号厚生年金保険の)は合算されます。
  最後にリンクを貼っておきます。

②老齢厚生年金の受給権者を取得したとき、その者が生計維持していた、
 ・65歳未満の配偶者
 ・18歳到達する年度の末日(3/31)まで、または、
  20歳未満障害等級1級または2級 がいること
 ※生計維持とは、配偶者や子について、
  ・生計を同じくしていること。
  ・年収850万円(所得655万円)以上の収入が、
   将来にわたり(むこう5年)ないと認められること。

定額部分報酬比例部分両方を受給できること。
 ・報酬比例部分のみの受給権者は、対象外。
 ・障害者や長期加入者の特例 が適用される場合は、適用あり。
  ※最後にリンクを貼っておきます。

(2)加給年金額(令和5年度)
配偶者228,700円+特別加算額
 子(2人めまで):1人 228,700円
 子(3人め以降):1人 76,200円
配偶者特別加算額
 夫婦ともに65歳以上の世帯と、配偶者の一方が65歳未満(老齢基礎年金未支給)の世帯の、受給額の格差を埋めるためのものです。
 老齢厚生年金の受給権者の生年月日によって、支給額が異なります。
 (※配偶者の生年月日ではありません)
昭和9年4/2~15年4/1 33,800円
昭和15年4/2~16年4/1 67,500円
昭和16年4/2~17年4/1 101,300円
昭和17年4/2~18年4/1 135,000円
昭和18年4/2以降    168,800円
これらの額が、①の228,700円に上乗せされます。

(3)加給年金額の増額改定
 加給年金額の受給権取得時に胎児だった子が、生まれたとき。

(4)加給年金額の減税改定
 ①配偶者または子が、死亡したとき。
 ②配偶者または子について、生計維持がなくなったとき。
 ③配偶者と、離婚または婚姻取消となったとき。
 ④配偶者が、65歳になった(誕生日の前日)とき。
  配偶者老齢基礎年金と振替加算に移行。
 ⑤が、配偶者以外の者の養子となったとき。
 ⑥養子である子と、離縁したとき。
 ⑦子が婚姻したとき。
 ⑧18歳到達年度の末日(3/31)を終えたとき。
 ⑨障害等級1-2級の子について、その状態が止んだとき。
  (18歳到達年度の末日(3/31)を終えた後)
 ⑩障害等級1-2級の子が、20歳になったとき(誕生日の前日)。
 ※配偶者や子の全員について、①~⑩の状態になったときは、
  加給年金額の受給権は、失権します。

(5)加給年金額の支給停止事由
配偶者が、
 ⓐ厚生年金保険の被保険者期間が20年(240月)以上ある、
  老齢厚生年金や退職共済年金の受給権者であるとき。
  (※中高齢者の特例の適用あり)
  (※異なる種別(第1号~第4号厚生年金保険)の被保険者期間は合算される)
 ⓑ障害基礎年金障害厚生年金・障害共済年金を受けられるとき。
②子の加給年金額について、
 受給権者本人が、障害基礎年金と老齢厚生年金の併給を受けているとき。
 (障害基礎年金の子の加算が優先されるため。後日書きます)

今回はここまでにします。

次回は、(65歳以降の本来の) 老齢厚生年金についてです。

お読みいただきありがとうございました。

中高齢者の特例 厚生年金020
種別 厚生年金005
障害者と長期加入者の特例 厚生年金018

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