厚生年金022 報酬比例部分の平均標準報酬月額・平均標準報酬額

復習
60歳台前半の老齢厚生年金は、定額部分+報酬比例部分(+加給年金額)

報酬比例部分の年金額=
=Ⓐ平成15年(2003年)3月までの厚生年金保険の被保険者期間の年金額
+Ⓑ平成15年(2003年)4月以降の厚生年金保険の被保険者期間の年金額


Ⓐ平成15年(2003年)3月までの厚生年金保険の被保険者期間の年金額
=平均標準報酬月額
× 9.5~7.125/1000(給付乗率)
× 平成15年3月までの被保険者期間の月数

  Ⓑ平成15年(2003年)4月以降の厚生年金保険の被保険者期間の年金額
=平均標準報酬額
× 7.308~5.481/1000(給付乗率)
× 平成15年4月以降の被保険者期間の月数

今回は、平均標準報酬月額・平均標準報酬額です。

(1)「平均標準報酬月額」
①平均標準報酬月額とは、
 平成15年3月までの各月の標準報酬月額総額
 ÷ 平成15年3月までの厚生年金の被保険者期間の月数。

②ただし、報酬の額は、年月とともに、賃金水準や物価水準の上昇により、年々増加しています。過去の被保険者期間の報酬額と、現在の報酬額を同列に扱ってしまうと、適正な平均標準報酬月額が算出されません。
 そこで、各月の標準報酬月額に「再評価率」をかけて、標準報酬月額を現在の賃金水準に引き直しています。
 再評価率は、被保険者期間の年月日と被保険者の生年月日を組み合わせて、細かく定められています。
 また、再評価率をかける前の標準報酬月額には、最低保障額(1万円。船員は1万2000円)が定められています。また、再評価率をかけた後の平均標準報酬月額にも最低保障額があります。詳細は割愛します。

(2)平均標準報酬額
①平均標準報酬額とは、
 平成15年4月以降の各月の標準報酬月額標準賞与額総額
 ÷ 平成15年4月以降
厚生年金の被保険者期間の月数
 (1)平均標準報酬月額と異なり、標準賞与額も入れて計算します。
②こちらも平均標準報酬月額と同様、再評価率をかけて、現在の賃金水準に引き直しています。

今回はここまでにします。
少し細かいので、
平成15年3月までの被保険者期間と、平成15年4月以降では、報酬比例部分の計算方法が異なること、
各月の標準報酬月額や標準賞与額は、再評価率をかけて、現在の賃金水準に統一していることは、知っておいてください。

次回は、加給年金額です。60歳台前半の老齢厚生年金だけでなく、老齢厚生年金や障害厚生年金でもでてきます。よろしくお願いします。

お読みいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました