厚生年金007 被保険者② 被保険者期間続き

厚生年金保険の被保険者期間について、前回の続きです。
※前回の記事については、最後にリンクを貼ってますので参照してください。

(1)資格取得したその月資格喪失したとき。
①そのまま転職等をせず、国民年金の第1号・第3号被保険者となったときは、その月は、厚生年金保険の被保険者期間とはなりません。国民年金の被保険者期間となります。
②その月にさらに適用事業所に転職等をして、新たに厚生年金保険の被保険者になったときは、その月は、新しい資格厚生年金保険の被保険者としての1か月として計算されます (新旧2か月分ではありません)。
その月の最終日に、被保険者の資格があるかどの種別の被保険者かで、被保険者期間を計算します。

(2)転職などで、複数の資格取得と喪失をくり返しているときは、前後の被保険者期間は合算されます。ただし、合算されるのは、同じ種別の被保険者期間です。
(民間のサラリーマンの期間と公務員の期間は、原則として合算されません)

(3)被保険者期間の計算は、種別(第1号厚生年金保険の被保険者~第4号厚生年金被保険者の4種類)ごとに行われます。
 月の途中で種別が変わった場合、どの種別の被保険者かは、
・月の途中に種別の変更があったときは変更後の種別
・種別の変更が複数回あったときはその月の最後の種別 です。
 例えば、同じ月に、第1号➡第2号➡第4号厚生年金被保険者となったときは、その月は、第4号厚生年金被保険者として計算されます。

 そして、種別ごとの被保険者期間は、老齢厚生年金の受給権者であるかの判定するとき等で、合算されます。
(※種別ごとの被保険者期間は、合算されるときと、合算されないときがあります。後日まとめます)

※以下(4)(5)は、少し細かいので、さっと読んでください。

(4)坑内員や船員であった期間の特例
①坑内員や船員であった期間については、
・昭和61年4月~平成3年3月の期間は、
  実際に被保険者だった期間 × 6/5 を、被保険者期間とします。
・昭和61年3月以前の期間は、
  実際に被保険者だった期間 × 4/3 を、被保険者期間とします。
②昭和19年1月~昭和20年8月の坑内員であった期間はさらに (船員は対象外)、
 実際に被保険者だった期間 × (4/3×1/3) が加算されます。
 ①を合わせると、実際に被保険者だった期間の、4/3+(4/3×1/3) =16/9 倍の期間が、
 被保険者期間となります (「戦時加算」)。

(5)昭和17年1月~5月(5か月間)、
  昭和19年6月~9月(4か月間)、
  昭和28年9月~10月(2か月間) は、
施行準備期間として、被保険者期間として算入されません。

今回はここまでにします。
(1)(2)(3)は、知っておいてください。
(4)(5)は、現在当てはまらない方が多いと思われますが、外すことができず、書き留めました。

次回から、標準報酬月額・標準賞与額に入ります。
とても大事なところです。ややこしい部分もありますが、1回1回、なるべくコンパクトにお伝えします。

お読みいただきありがとうございました。

※前回の復習 厚生年金006
 

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