厚生年金006 被保険者④資格取得日・喪失日

(1)厚生年金保険の被保険者期間は、月単位で計算されます。
①被保険者の資格取得したその月~資格喪失した月の前月までです。
 資格喪失月はカウントされません。
 例えば、令和2年4月に資格取得、令和5年3月途中に資格喪失なら、
 令和2年4月~令和5年2月までの、2年11か月 (35月)となります。
②資格の取得日が月の初日でも末日でも、その月は被保険者期間です。
 4/1に入社でも、4/30に入社でも、4月は被保険者期間です。
③資格の喪失日も、月の初日でも末日でも、その月は被保険者期間ではありません。
 ただし、月の末日に退社の場合は、注意が必要です。
 退社日と資格喪失日はズレるからです。(3)で書いていきます。

(2)資格取得日
適用事業所に入社したその日
 (入社初日が公休日でも同様です。シフトチェンジで出社もあるからです)
②会社が適用事業所になったその日
(従業員が増える、任意で適用事業所になるなど)
適用除外の規定に該当しなくなったその日
 (日雇や2か月以内の期間使用だったが、所定期間を超えて使用されるようになった等)
※適用事業所、適用除外については、最後にリンクを貼ってますので参照してください。

(3)資格喪失日
①適用事業所を退職する翌日
 (退職日当日は、会社に籍があるからです)
死亡した翌日
適用事業所でなくなった翌日
 (任意適用事業所の取消の厚生労働大臣の認可があった翌日など)
適用除外となった翌日
 (期限の定めがなかったが、一定の期限が設けられた翌日)
70歳に達した当日 (誕生日の前日になった当日)
 ①~④が翌日となっているのは、退職日・死亡日・適用事業所非該当日・適用除外日の当日は、途中までは在職・生存・適用事業所・適用除外非該当であり、被保険者の資格を有しています。よって、翌日に資格を喪失します。
 ⑤は、70歳に達する日(誕生日の前日)の最初から(午前0:00から)、70歳であるため、当日に資格を喪失します。
 なお、退職日に、その足で同じ日に新しい事業所に入社することもあります。このケースは、退職日に資格を喪失して、新しい事業所で資格を取得します(「同日得喪」)。

(4)月の末日に退社したとき (末日退社)
 例えば、3/31が退職日だったとします。
 資格喪失日は、翌日の4/1になります。
 (1)でも書きましたが、被保険者期間は、資格喪失月の前月までなので、この場合、
 資格喪失月(4月)の前月(3月)までが、被保険者期間ということになります。
 ・3/1~3/30に退職したら、被保険者期間は2月までで、保険料は2月分まで納付。
 ・3/31に退職したら、被保険者期間は3月までで、保険料は3月分まで納付。

 ということになります。

今回はここまでにします。
・被保険者期間は、資格喪失月の前月まで。
・資格喪失日は、退職日や死亡日などの翌日。

このあたりが少し特殊ですが、知っておいてください。

次回は、厚生年金保険の被保険者について、もう一回書きます。

お読みいただきありがとうございました。

適用事業所:厚生年金002
適用除外:厚生年金003

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