厚生年金005 被保険者③厚生年金保険の被保険者の種別

厚生年金保険の被保険者は、第1号厚生年金被保険者~第4号厚生年金被保険者の種別に分けられています。

第1号厚生年金被保険者
 対象:第2号・第3号・第4号厚生年金被保険者以外の、
    従来からの厚生年金保険の被保険者。主に民間の労働者
 実施機関:厚生労働大臣(日本年金機構)

第2号厚生年金被保険者
 対象:共済組合加入の国家公務員
 実施機関:国家公務員共済組合、および共済組合連合会

第3号厚生年金被保険者
 対象:共済組合加入の地方公務員
 実施機関:地方公務員共済組合および共済組合連合会、全国市町村職員共済組合連合会

第4号厚生年金被保険者
 対象:共済組合加入の、私立学校教職員
 実施機関:日本私立学校振興・共済事業団

 厚生年金保険は当初、民間の労働者を対象にした労働者年金保険の制度だったため、公共企業体の職員や公務員、特殊法人の職員は、別個に年金保険を運営していました。後年、公共企業体は、民営化(NTT、JT、JRなど)によって、厚生年金保険に統合されました。
 そして、平成27年(2015年) 10月には、被用者年金制度は、厚生年金保険に統一(一元化)されました。その結果、
・一元化した厚生年金保険の保険者は政府であり、政府が管掌しますが、
・運用事務はそのまま日本年金機構や各共済組合などの機関が、実施機関として行います。

 そのため、厚生年金保険は、4種類の種別があるのです。

(3)異なる種別間の取扱い
 転職などによって、種別に変更があった場合は、種別ごとに、資格の取得・喪失の手続きが行われます。そして、被保険者期間や年金額の計算は、種別ごとに集計されます。
 そして、異なる種別の被保険者期間があるとき、
各期間を合算するものと、合算しないものがあります。
 今後、触れることがあるので、意識しておいてください。
 機会があれば、後日まとめます。
第1号厚生年金被保険者 (主に民間の労働者)は、第2号・第3号・第4号厚生年金被保険者被保険者 (公務員、私学教職員)と異なる扱いがされることがあります。もともと第1号と第2~4号は異なる制度だったことが理由です。

今回はここまでにします。
・厚生年金保険の被保険者には、4種類あること。
・実施機関が別で、被保険者期間や年金額は各種別ごとに計算されること。
・各種別の期間は、合算されるときと、合算されないときがあること。

は、知っておいてください。

次回は、厚生年金保険の被保険者の期間についてです。

お読みいただきありがとうございました。

※前回(厚生年金004)で触れた旧制度の第4種被保険者(任意継続被保険者)と、
 今回書いた第4号厚生年金被保険者は、別のものです。混同しないようにしましょう。
 


 

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