厚生年金012 厚生年金保険の保険料

(1)厚生年金保険の保険料は、各月で徴収されます。
 被保険者の資格取得した月資格喪失した月の前月まで、徴収されます。

 資格の喪失日は、厚生年金006に書きました。復習しましょう。
適用事業所を退職した翌日
死亡翌日
任意適用事業所の認可の取消のあった翌日
適用除外になった翌日
70歳に達した日(誕生日の前日)
・同じ日に資格喪失して資格取得があったときは、その日にいったん資格喪失

 通常は、退職月の前月までの分が徴収されますが、
 退職日が月末日のときは、注意が必要です
 月末日に退職したとき(例えば8/31退社)は、資格喪失日は翌月の1日(例えば9/1に資格喪失)。よって、資格喪失した月の前月(8月)=退職月(8月)となり、退職月まで徴収されます。
・8/1~8/30に退職したら、
 資格喪失日は各日の翌日(8/2~8/31)なので、前月(7月)分まで徴収されますが、
・8/31(月末日)に退職したら、
 資格喪失日は翌日(9/1)なので、前月(8月)分まで徴収されます。

(2)厚生年金保険の保険料は、報酬の支払いがあった月の翌月末日までに納付します。
 毎月の報酬から保険料を控除する場合は、前月分のみであるのが原則です。例えば、8月分の報酬から控除できる保険料は、原則として7月分のみです。
 ただし、月末日退職のときは、前月分と当月分を控除できます。例えば、8/31に退職の場合は、8月分の報酬から、7月分と8月分を控除できます。

 また、賞与の支払いがあったときは、保険料の控除は、賞与の支払い当月に行われます。

 なお、第4種被保険者は、その月の10日までに納付します。

(3)保険料の負担割合
 原則として、事業主と被保険者で折半負担します。納付は全額事業主がします。
 例外として、①事業主の同意がない高齢任意加入被保険者、②第4種被保険者は、被保険者本人が全額自己負担し、納付も行わなければなりません。

(4)保険料率
標準報酬月額 × 18.3%(折半なら9.15%づつ)
・標準賞与額 × 18.3%(折半なら9.15%づつ)。

例えば、
・報酬(給料)が29万5000円なら、標準報酬月額は30万円。
 30万円 × 18.3%=54,900円。折半なら27,450円づつ。
・賞与が50万800円なら、標準賞与額は50万円(1000円未満切り捨て)。
 50万円 × 18.3%=91,500円。折半なら45,750円づつ。

なお、第4号厚生年金被保険者(私学教職員)は、令和9年度から18.3%になり、第1号~第4号厚生年金被保険者まで、18.3%に統一されます。

今回はここまでにします。
・報酬×18.3%。
・労使折半。
・給与は翌月控除、翌月納付。
・賞与は当月控除、翌月納付。
知っておいてください。

次回は、育児休業期間・産前産後休業期間の保険料の免除についてです。

お読みいただきありがとうございました。

※復習 厚生年金006
 

コメント

タイトルとURLをコピーしました